9月6日の米国市場は、注目の米・雇用統計の弱い数字を受けてドル安・株安・原油安の全面安。景気減速が強く意識される結果となった。米ドル/円は143円を挟んで上下に100pipsずつ激しく振れた後、ロンドンフィキシング通過直後には瞬間的に売り込まれて安値141.759円まで急落。8月5日の安値141.678円まであと一歩のところまで円高が進んだ。主要なFX銘柄では米ドル売り・日本円買いのポジションが顕著に増加。マーケットの動きに順張りでエントリーするトレーダーが多いことが伺える。CFDでは大きく下落した日経平均(JP225)でロングポジションが優勢。NYダウ(US30)、ナスダック(US100)ではショートが8割前後を占めるのとは対照的である。70ドルを割れて下落した原油(WTI)はロングポジションが8割超に増加。23年の安値(64ドル)がサポートラインとして意識されていることが見て取れる。
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注目の米・経済指標ウィークの締めくくりを飾る「雇用統計」は、マーケットの期待通りボラティリティが急拡大。為替ではドル円が上下200pips幅、英ポンド円では上下に280pipsの値幅で激しく振られた。短期の波にうまく乗って利益を得られたトレーダーもいれば、いわゆる往復ビンタをくらった向きも少なくないものと推測される。金(GOLD)は、雇用統計直後の米ドル売りで一気に高値を更新。そのまま上値を伸ばすかと思いきや、上ヒゲを残して急速に下げに転じ、高いボラティリティが発生。発表された雇用者数変化は、予想16.0万人に対して結果14.2万人と弱い数字となった一方で、失業率は前回4.3%より低下の4.2%(予想通り)、平均時給は予想0.3%を上回る0.4%(前回0.2%)となり、労働市場の改善が確認された。それを受けて、米株式はいったんは買いで反応したものの、その後は大きく売り込まれ、3指数ともに大幅マイナスに沈む結果となった。
週明けの東京市場においても米ドル売り・円買いが続くのか、東京仲値の行方が注目される。8月5日の安値141.678を割り込まなかったことでいったんのリバウンドとなるのか、あるいは勢いそのままに安値を割れて円高継続となるのか。東証の寄付きとその後の売買動向を慎重に注視しつつ、エントリーチャンスを探りたいところである。
米国の株式指数が大きく売られた先週金曜日。日経平均先物も時間外取引で前日比-3.33%、1,200円超の急落となった。週明け月曜日は低い位置からの取引スタートとなることから、先物のロングポジションを保有するトレーダーの中には追証が必要となるケースが考えられる。先物の建玉は、追証発生の翌営業日の正午(証券会社によっては11時30分や15時30分の場合もある)までに追加の証拠金を入金できなかった場合、強制決済となる。そのため、トレーダーはそれまでに追証を入金するか、自らの意思で建玉を決済するかの判断を迫られることとなる。下げ相場が続く中では、東証の前引けとなる11時30分から正午にかけての時間帯に相当量のロングポジションの決済と、それによる急激な下落が起きる可能性を想定しておきたい。
ニューヨークオプションカットとは、米・ニューヨーク市場での通貨オプションの権利行使の期限時刻(カットオフタイム)のこと。一般に「NYカット(ニューヨークカット)」とも呼ばれ、権利行使の時刻(夏時間は日本時間23時00分、冬時間は24時00分)に向けて様々な思惑による売り買いが入り乱れて値動きが激しくなる可能性がある。NYカットを通過した途端、反対売買で大きく動くケースも多々見られるため、NY時間での短期の取引で利益を狙うトレーダーには格好のエントリーチャンスとして意識されている。9日のNYカットでは、145.00円、144.00円、142.65円、142.00円のオプション設定が観測されている。
2024.09.09
2024.09.17
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