前日の取引実績(2024年9月16日)

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前日の取引実績(2024年9月16日)

9月13日の米国市場は、ダドリー:NY連銀前総裁の「来週のFOMCでの50bpの利下げはあり得ると思う」との発言が伝えられたことで、ドル安・金利安・株高の展開。米ドル/円をはじめ、クロス円では相場の流れを反映してショートポジションが優勢となっている。特にユーロ/円と豪ドル/円でのショートポジションが7割を超えているのが顕著である。ユーロ/米ドルは取引量を増やしつつ、ロング/ショートの割合が前日の4対6から正反対の6対4に逆転しているのが印象的。CFDでは米株の3指数がいずれもショートが大幅に優勢となっている。特に、急落前の高値に接近しつつあるS&P500(US500)でのショート率が9割を超えている辺りに、上値抵抗線を意識したトレーダー心理が伺える。

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主要銘柄のボラティリティ(過去30日間)

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昨日の実績

昨日の実績

クロス円の下げでボラティリティ拡大。

クロス円の下げでボラティリティ拡大。

主要銘柄のボラティリティ(過去7日間)

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昨日の実績

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クロス円の下げでボラティリティ拡大。

クロス円の下げでボラティリティ拡大。

先週の金曜日は、米ドル/円・クロス円での下げが目立つ一日であった。米ドル/円のボラティリティは160pipsに拡大。英ポンド/円のボラティリティも前日の145pipsから185pipsに拡大。ドルストレート銘柄の英ポンド/米ドルのボラティリティが約40pips(レートは前日比でほぼ変わらず)であったのと比較すると、米ドル売りよりも円買いによる下げが強かったことがわかる。史上最高値を更新した金(GOLD)は、前日の49.1ドルから29.5ドルにボラティリティ低下。直近20日間の平均値幅31ドルに満たない結果となった。円買い・米ドル売りの流れが18日のFOMCまで続くのか。相場の転換点をよく見極めてエントリーチャンスを探りたい。

1.祝日の閑散相場に注意

本日、東アジア各国が祝日により休場。日本は敬老の日の祝日により東証での株取引はお休み。韓国は16日から18日まで秋夕(チュソク)の3連休。中国では15日から17日が中秋節でお休み。マレーシアはマレーシアデーの祝日。インドネシアはマウリッド・ナビの祝日。FX・CFD相場は基本的に取引可能だが、欧州市場がスタートするまでは閑散相場が予想される。シンガポールは動くため、薄商いを狙った仕掛けが入る可能性には注意したい。流動性の低下する時間帯には取引を手控えるのが賢明。休むも相場である。

2.スイス・8月 生産者物価指数(日本時間15時30分)

日本時間15時30分にはスイスの8月 生産者物価指数(PPI)が発表される。前回8月15日は前月比で予想0.2%に対して結果は0.0%。前々回の結果も0.0%。今回も0.0%と予想される。PPIの変動はスイス国立銀行の金融政策を推測する手がかりとなる。スイスの政策金利は現在1.25%。6月20日に0.25%の利下げが行われた。次回は今月26日(木)に政策金利の発表が予定されている。欧州通貨であるユーロ及び英ポンドとスイスフラン(CHF)との強弱関係に変化が出るのか注目したい。

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3.米・9月 ニューヨーク連銀製造業景気指数(日本時間21時30分)

日本時間21時30分には、ニューヨーク連銀製造業景気指数が発表される。同指数は、ニューヨーク州の約200の製造業者を対象にした調査により、製造業部門の景況感を測定する指標である。フィラデルフィア連銀製造業景気指数やISM製造業購買担当者景気指数に先んじて発表されるため速報性が高い。0を上回れば景況感の改善を示し、0を下回れば景況感の悪化を示す。前回8月15日は予想-5.90に対して結果は-4.70。今回の予想は-4.0。昨年末以降、マイナス圏での推移が続いている。

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2024.09.16

2024.09.17