前日の取引実績（2024年10月24日）

前日の取引実績（2024年10月24日）

10月23日のNY市場では、米ドル高・株安の展開。米株主要3指数のNYダウ（US30）・S&P500（US500）・ナスダック（US100）が揃って下げ幅を拡大し、ややリスク回避の動きが見られた。東京市場から上昇を続けた米ドル/円（USDJPY）も、NY市場で上値が抑えられる展開となった。しかし、大枠では米利下げ観測の後退と日銀の利上げ観測後退からドル高・円安基調は継続している。米10年債利回りも連日高水準を維持しており、米ドル/円（USDJPY）の下値は限定的なものになると考えられる。前日の取引実績では、ユーロ/米ドル（EURUSD）はショートの割合を増やしながら取引量が増加。ドル高基調とユーロの地合いの悪さが重なり下落が継続している。NY市場で失速した米ドル/円（USDJPY）・ユーロ/円（EURJPY）・英ポンド/円（GBPJPY）はショートが増加。続落で終えた日経株価（JP225）もショートを増やしている。

主要銘柄のボラティリティ（過去30日間）

ドル円

ポンド円

金

昨日の実績

昨日の実績

米国債利回り上昇や米ドル高の影響を受けてボラティリティ拡大。

米国債利回り上昇や米ドル高の影響を受けてボラティリティ拡大。

主要銘柄のボラティリティ（過去7日間）

ドル円

ポンド円

金

昨日の実績

昨日の実績

米国債利回り上昇や米ドル高の影響を受けてボラティリティ拡大。

米国債利回り上昇や米ドル高の影響を受けてボラティリティ拡大。

米ドル/円（USDJPY）の日中値幅は222pips。東京市場からNY市場の序盤にかけて堅調に推移したことでボラティリティが拡大した。英ポンド/円（GBPJPY）も255pipsまで値幅が拡大。米ドル/円（USDJPY）の上昇に連れる形で198.400円前後まで上値を伸ばした。連日高値を更新していた金（GOLD）は、498pipsまで値幅を広げて急反落。米10年債利回りの上昇や米ドル買いが先行したことを受けて売り優勢となった。

1. 欧&英・製造業PMI/サービス業PMI（日本時間16時30分～）

本日は欧州各国と英国の製造業PMI/サービス業PMIが発表される。日本時間の16時30分にドイツ、17時00分にユーロ圏、17時30分に英国が続けて発表する。PMIは、製造業やサービス業の購買担当者を対象に景況感の調査を行って算出される。50を基準とし、測定値が50を上回れば景況感が良く、50を下回れば景況感が悪いと判断できる。各国の今回の予想値では、いずれも前回値を上回り、景況感がやや拡大しているとの見込み。予想値を下回ると売りが入りやすくなるため、地合いの弱さが継続しているユーロ/米ドル（EURUSD）や英ポンド/米ドル（GBPUSD）の動向を注意して見守りたい。

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2. 米・新規失業保険申請件数（日本時間21時30分）

日本時間の21時30分に発表される米・新規失業保険申請件数は、米国内で新たに申請された失業保険給付件数を調査した指標。週次の件数を測定し、毎週木曜日に公表される。雇用関連指標のなかでは速報性が高く、重要指標である雇用統計や失業率の先行指標として注目される。先週17日の発表では、前週比で1万9,000件減の24万1,000件の結果となった。今回は、前回からやや減少見込みの24万件と予想される。

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3. 米・製造業PMI/サービス業PMI（日本時間22時45分）

日本時間の今夜22時45分には、米国の製造業PMI/サービス業PMIの速報値が発表される。製造業PMIは、9月発表の速報値では予想値の48.6を下回る47.0と公表されたが、改定値では47.3に上方修正された。一方で、サービス業PMIは9月発表の速報値で予想値の55.3を上回る55.4と公表されたものの、改定値では55.2に下方修正されている。今回の市場予想値は、製造業PMIは前回値を上回る47.5、サービス業PMIは前回値を下回る55.0となる見込み。結果から景況感の伸びが確認されればドル買い、景況感の悪化が確認されればドル売りの材料となる可能性があることを留意しておきたい。

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