前日の取引実績（2024年10月23日）

前日の取引実績（2024年10月23日）

10月22日のNY市場では、米ドル/円（USDJPY）は続伸。ロンドン市場で一時下押すも、東京時間につけた150.600円前後がサポートとなり、買戻しの動きが見られた。その後はしっかり151円台に乗せてきており、高値警戒感が増す中、米ドル/円（USDJPY）の底堅さが窺える。前日の取引実績では、上昇が続く米ドル/円（USDJPY）はショートの割合を増やし取引量がやや低下。151円台がトレーダーの心理的節目として意識された可能性や、レジスタンスラインでの反落を狙った可能性が考えられる。東京時間で大きく買われた豪ドル/円（AUDJPY）はロングが増加。同じく買いが入ったNZドル/円（NZDJPY）ではショートが大幅に増加した。CFDでは、小幅反落で終えた日経株価（JP225）のショートがやや増加。堅調に上値を拡大する金（GOLD）はロングが増え、買い増しの動きが確認できる。昨日の米株式市場で横ばいに推移したNYダウ（US30）は取引量がやや増加。S&P500（US500）とナスダック（US100）はショートを大きく増やす結果となった。

主要銘柄のボラティリティ（過去30日間）

ドル円

ポンド円

金

昨日の実績

昨日の実績

ボラティリティは縮小傾向。材料不足で動意に欠ける展開。

ボラティリティは縮小傾向。材料不足で動意に欠ける展開。

主要銘柄のボラティリティ（過去7日間）

ドル円

ポンド円

金

昨日の実績

昨日の実績

ボラティリティは縮小傾向。材料不足で動意に欠ける展開。

ボラティリティは縮小傾向。材料不足で動意に欠ける展開。

米ドル/円（USDJPY）の日中値幅は、前日の半分以下となる71pips。週明けから目立った経済指標や要人発言がなかったことから、材料不足で勢いに欠ける展開が見て取れる。英ポンド/円（GBPJPY）も141pipsと、直近2週間の平均的な値幅を維持している。堅調に推移する金（GOLD）では、303pipsの値動きが見られた。

1. 米・要人発言（日本時間22時00分～）

本日のNY時間では、米国の要人発言に注目が集まる。日本時間22時00分にはFRB理事のボウマン氏、日本時間25時00分にはリッチモンド連銀総裁のバーキン氏の発言が伝わる。9月のFOMC会合で0.50%の大幅利下げに反対票を投じたボウマン氏は、会合後の発表文で利下げは慎重なペースで行うべきと述べた。来月に控える次回FOMC会合での大幅利下げ観測は後退し、市場では据え置きとなる見方も一部広まりつつある。ドル買い傾向にある為替相場がどのような反応を示すのか、発言の内容に注目したい。

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2. 加・政策金利発表（日本時間22時45分）

日本時間の22時45分には、カナダ中央銀行（BOC）が政策金利を発表する。BOCは、先月の会合で政策金利を4.5%から4.25%へ引き下げ、3会合連続となる利下げを実施した。利下げは市場予想通りの結果となり、今後開催予定の会合で0.25%ずつ追加利下げが実施されると見込まれている。政策金利発表後となる23時30分にはマックレムBOC総裁の会見が予定されているため、カナダの今後の経済見通しについてどのような見解が述べられるのか注目が集まる。

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3. 米・中古住宅販売件数（日本時間23時00分）

日本時間の23時00分には、米国の中古住宅販売件数が発表される。中古住宅の販売件数を月ごとに集計した指標で、全米不動産協会が毎月公表する。米国では、中古住宅市場は新築住宅を大きく上回る規模であるため、住宅市場の動向を探る上で中古住宅販売件数は新築住宅販売件数よりも注目度が高い。今回の発表では、前回の386万件を上回る390万件と予想される。

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