10月16日のNY市場は株高・GOLD高の展開。米株式の主要3指数ではNYダウ(US30)が特に強く、前日に半導体関連株が下落したナスダック(US100)はわずかながらの上昇にとどまった。為替は、予想を下回る消費者物価指数で英ポンドが下落。ユーロも対ドルで売られ、ともに下値を探る動きとなっている。相対的に米ドルが買われる流れから米ドル/円が上昇。東京時間の149円割れから、NY時間では高値149.80付近まで値を上げた。昨日の取引実績を見ると、米ドル/円の取引量が低下。方向感のない値動きでどちらにもポジションをとりにくいトレーダー心理が伺える。日足のサポートラインを割った英ポンドは、ドルストレートの英ポンド/米ドル(GBPUSD)で取引量を増やしてショートが優勢に。対照的に、クロス円銘柄の英ポンド/円(GBPJPY)では下値を拾う動きからロングがやや優勢。CFDでは、高いボラティリティを背景に暗号資産(仮想通貨)のCFD取引が盛り上がりを見せる中、イーサリアム(ETHUSD)では100%がロングでエントリー。仮想通貨の上昇に賭ける期待の強さが感じられる。WTI原油(OIL)は、中東情勢を睨みつつロングが優勢。NY時間序盤の上昇で史上最高値を瞬間的に更新した金(GOLD)は売り買い拮抗。中国当局による景気刺激策に失望した向きからの資金が安全資産の金(GOLD)に回帰した感がある。本日11時には、中国住宅都市農村建設省が記者会見の予定。人民銀行や財務省の当局者も出席するため、マーケットの期待に応える景気刺激策が披瀝されるのか、注目される。台湾TSMCの決算発表も予定されている。
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昨日の米ドル/円(USDJPY)の日中値幅は94pips。徐々にボラティリティが低下しているのが見て取れる。過去40日間での米ドル/円の最低値幅88pipsまであとわずか。149.00を挟んだ狭いレンジで、上値重く下値堅い値動きが続くのか。米ドル買いの強さに支えられながらも、為替介入への警戒感から上にはブレークしにくい状況だ。英ポンドは、昨日発表された指標の弱さから欧州序盤に大きく売られたものの、クロス円銘柄の英ポンド/円(GBPJPY)ではすぐに買い戻されて下げの勢いを吸収。日中値幅は158pipsと、直近20日間の平均値幅250pipsと比べると見劣りのする数字だが、デイトレードを得意とするトレーダーにはうまみのある値動きだったといえよう。NY時間序盤に史上最高値を更新した金(GOLD)の日中値幅は26.6ドル。直近20日間の平均値幅33ドルには届かぬものの、こちらも高値更新直後に利益確定の売りで押し戻されるデイトレ向きの展開であった。
日本時間9時30分に、オーストラリアの新規雇用者数と失業率が発表される。今回(9月)の新規雇用者は2.50万人増の予想(前回の結果は4.75万人増)。失業率は前回と変わらずの4.2%と予想されている。前回(8月)の雇用者数は、パートタイムを中心に予想(2.60万人増)を大きく上回り、雇用市場の強靭さが浮き彫りとなった。オーストラリアのインフレ率は過去3年にわたって中銀目標を上回り、政策金利は23年12月以降、4.35%を維持。前回9月24日(火)も据え置かれた。次回の政策金利は11月5日(火)。強い数字が出れば豪ドルが買われる展開が予想される。豪ドル/米ドル(AUDUSD)や豪ドル/円(AUDJPY)でトレードチャンスを捉えたい。
日本時間21時15分にECB政策金利が発表される。前回(9月12日)は、中銀預金金利が25bp(0.25%)引き下げられて3.50%に、リファイナンス金利と限界貸付金利はともに60bp(0.60%)の引き下げが行われた。リファイナンス金利は3.65%、限界貸付金利は3.90%。今回、政策金利に当たるリファイナンス金利は3.65%から3.40%へ、25bp(0.25%)の利下げが予想されている。ユーロは対ドルで10月に入ってから断続的に下落。対ポンドでも売られ、ユーロ/英ポンド(EURGBP)は0.8300のサポートラインに迫る動きを見せている。21時45分に行われるラガルドECB総裁の記者会見と合わせて、ユーロの値動きを注意深く見守りたい。
日本時間21時30分に、米・小売売上高が発表される。米・商務省から発表される小売売上高は、米国内の小売業・サービス業の売上高を集計した指標である。米国のGDPは個人消費が約67%を占めるため、個人消費の動向が景気全体に与える影響が大きい。特に、月ごとのブレが大きい自動車を除いたコア部分(除自動車)の数字が注目される。今回は、小売売上高で前回0.1%に対して予想0.3%、小売売上高(除自動車)で前回0.1%に対して変わらずの0.1%と予想されている。同時刻に、米・新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業景気指数も発表されるため、米ドル/円(USDJPY)に動きが発生する可能性を想定しておきたい。
2024.10.17
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