前日の取引実績(2024年10月11日)

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前日の取引実績(2024年10月11日)

前日の取引実績(2024年10月11日)

10月10日のNY市場は、上値の重い展開。注目された米・消費者物価指数は、CPI/コアCPIともに予想値を0.1%上回る強い結果となったが、同時に発表された週次の新規失業保険申請件数が25.8万件(予想23.4万件、前回22.5万件)と雇用市場の悪化を示唆する数字となり、11月FOMCでの利下げ見送り観測が後退。25bp(0.25%)の利下げ確率が80%から86%に上がり、据え置き予測は20%から14%に低下した。全般的な米ドル売りの流れを受けて米ドル/円(USDJPY)も148円台半ばへ下降。前日の取引実績では、米ドル/円は取引量を増やしつつわずかにショートが優勢。150円で頭を押さえられる展開を予想する向きが多いことの表れか。ユーロは、クロス円・ドルストレートともに50対50で売り買い拮抗。フランス政府からは来年度に3,000億ユーロの国債発行計画が発表された。米株は主要3指数ともにわずかながらもマイナスで推移。S&P500(US500)は96%がショート。NYダウ(US30)とナスダック(US100)はいずれも84%がショートで占められ、ここからの下落を期待する向きが多いことが伺える。ドイツの株価指数DAX(GER40)は、取引量を大幅に増やしつつショートが99%と極端なポジションバランスとなっている。国慶節明けに急落した中国・香港株は、明日(12日)予定の会見での追加刺激策への期待から反発。香港ハンセン株価指数(HK50)ではロングが89%。香港は本日、重陽節の祝日。台湾では建国記念日にあたる「双十節」の式典で頼清徳総統の演説が行われる。

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主要銘柄のボラティリティ(過去30日間)

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昨日の実績

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昨日は値動き的には弱気な展開。

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主要銘柄のボラティリティ(過去7日間)

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昨日の実績

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昨日は値動き的には弱気な展開。

昨日は値動き的には弱気な展開。

米・新規失業保険申請件数の弱い数字から、次回FOMCでの25bp利下げ観測が進展したことを受けて金(GOLD)が買われるも、日中値幅は29.4ドル。直近20日間の平均値幅33ドルに届かぬ結果となった。米ドル/円のボラティリティは、前日(135pips)とほぼ変わらずの134pips。次回FOMCでの利下げが25bp(0.25%)の通常利下げとなるか、あるいは利下げ見送りとなるのか。ボスティック:アトランタ連銀総裁は米・経済紙のインタビューで「11月の利下げはあり得る」と発言。しばらくは150円手前で要人発言に警戒する展開が続きそうだ。英ポンド/円のボラティリティは、前日(166pips)よりやや回復の193pips。英ポンド/米ドル(GBPUSD)での下値を模索する動きに引っ張られて、下方向に若干値幅を拡大させた感がある。

1. 英・月次GDP(日本時間15時00分)

日本時間15時00分に、8月の英・月次GDP(国内総生産)が発表される。前月比の予想は、前回結果0.0%に対して0.2%のプラス。今年の英・月次GDPは、わずかながらプラスもしくは変わらずでの推移が続いている。同時刻に鉱工業生産、製造業生産、建設生産高、サービス業指数、貿易収支など、様々な英国の経済指標が発表される。英ポンドは対ドル(GBPUSD)で1.30割れを狙う動きが続いている。指標をきっかけにサポートラインをブレイクする動きを見せるのか。英ポンド/円(GBPJPY)や英ポンド/米ドル(GBPUSD)、ユーロ/英ポンド(EURGBP)でのトレードチャンスを捉えたい。

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2. 加・新規雇用者数/失業率(日本時間21時30分)

日本時間21時30分に、カナダの新規雇用者数と失業率が発表される。9月の新規雇用者数は、前回結果2.21万人に対して3.15万人の予想。9月の失業率は、前回結果6.6%から若干低調な6.7%の予想。同時に発表される労働参加率(前回65.1%)と正社員平均時給(前回4.9%)も注目される。米ドル/カナダドル(USDCAD)の取引は、直近の観測ではロングポジション(米ドル買い)が大幅に優勢。カナダの政策金利は3会合連続で25bp(0.25%)利下げが行われ、現在は4.25%。次回は10月23日(水)の予定。カナダドル絡みの銘柄、米ドル/カナダドル(USDCAD)、カナダドル/円(CADJPY)でトレードチャンスを探りたい。

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3. 米・ミシガン大学消費者信頼感指数[速報値](日本時間23時00分)

日本時間23時00分に米・ミシガン大学消費者信頼感指数が発表される。速報値となる今回の予想は70.5。前回の結果70.1よりも若干改善が見込まれる。ミシガン大学消費者信頼感指数は、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが毎月300~500人を対象に実施したアンケート調査から算出され、米国の消費者マインドを表す指標である。1966年を100として指数化した数値が発表される。第2または第3金曜日に速報値が発表され、最終金曜日に確報値が発表される。米国GDPの約70%を占める個人消費の動向を確認する上で重要な指標だが、対象人数が少ないため月ごとの振れ幅が大きいのが特徴。予想より強ければ米国経済は好調とみなされ、弱ければ不調とみなされる。予想とのズレが大きければ、米ドル/円に突発的な値動きが発生する可能性がある。週末手仕舞の動きに注意しつつ、短期でのトレードチャンスを狙いたい。

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2024.10.11

2024.10.11