10月2日の米国市場は、米ドル高の展開。前日のJOLTS求人件数に続き、昨日の米・ADP雇用統計も予想を上回る強い結果となったことを受けて、米ドル/円は力強く上昇。クロス円も軒並み上値を伸ばし、石破ショックによる急落をきれいに帳消しにする動きを見せた。米10年債利回りも上昇。金(GOLD)と原油(WTI)は方向感なく、ほぼ前日比変わらず。米株の主要3指数は、わずかながらもプラス圏での推移となった。昨日の取引実績を見ると、米ドル/円(USDJPY)はショートの割合が増加。回復局面で逆張りしたトレーダーにはやや苦々しい状況か。ユーロ/円(EURJPY)とNZドル/円(NZDJPY)もショートが優勢。対照的に、英ポンド/円(GBPJPY)と豪ドル/円(AUDJPY)ではロングが優勢。国内トレーダーに人気のクロス円通貨ペアでも、それぞれでの目線が違いが現れる結果となった。CFDでは、驚異的な急騰が続くHK株価(HK50)での取引量が急拡大。ほぼ垂直に立ち上がる値動きにショートで立ち向かうトレーダー心理が伺える。恐怖指数ことVIX指数では、100%ショートからロング86%へ反転。リスク回避ムード後退の表れか。
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米10年債利回りの上昇とともに米ドルが買い戻されたことを受けて、クロス円全般でボラティリティが拡大した。米ドル/円(USDJPY)は、前日(156pips)のほぼ2倍となる310pipsの値動き。直近20日間の平均値幅198pipsの1.5倍超の値幅を示現した。英ポンド/円(GBPJPY)の日中値幅も401pipsに拡大。クロス円はいずれも欧州時間からNY時間にかけて一方的に買われる展開となった。対照的に、金(GOLD)のボラティリティは大幅に縮小。直近20日間の平均値幅32.4ドルの3割減となる22.3ドル幅での値動きに終始した。
日本時間16時00分に、トルコの9月 消費者物価指数(CPI)が発表される。前月比の数字は、前回2.47%に対して2.20%の予想。前年同月比は、前回51.97%に対して予想は48.30%。今年6月のピーク(75.45%)からは徐々に改善されているとはいえ、依然、ハイパーインフレが続いている。トルコの政策金利は24年4月から50.0%をキープ。トルコ中銀は、2024年末には物価上昇率が前年同月比で36%まで低下すると予測するものの、中東情勢の緊迫化が進めば原油価格の高騰にもつながりかねない状況だ。XMTradingではユーロ/トルコリラ(EURTRY)と米ドル/トルコリラ(USDTRY)が最大レバ100倍で取引可能。いずれもショート(トルコリラ買い)ポジションのスワップが大きいものの、トルコリラの下落リスクには十分警戒して臨みたい。
本日は欧米各国のサービス業PMI(購買担当者景気指数)が相次いで発表される。16時50分のフランスを皮切りに、16時55分にドイツ、17時00分にユーロ圏、17時30分に英国と、それぞれ9月のサービス業PMIが公表される。22時45分には米国のサービス業PMIと総合PMIが発表。50を超える測定値ならばサービス業の景況感の拡大を示し、50を割り込むと景況感の悪化を示す。今回、フランスが50を切る数値(48.3)が予想されている他は、各国ともに50を超える予想。通貨毎の強弱関係が値動きに反映されやすいドルストレート銘柄、ユーロ/米ドル(EURUSD)や英ポンド/米ドル(GBPUSD)、米ドル/円(USDJPY)でトレードチャンスを捉えたい。
日本時間23時00分に、9月の米・ISM非製造業景況指数が発表される。全米供給管理協会(Institute for Supply Management)が算出する非製造業(=サービス業)の景況感を示す指標で、景気先行指数として注目される指標である。毎月第3営業日に公表される。第1営業日に公表されるISM製造業景況指数が文字通り製造業の景況感を示すのに対して、非製造業景況指数は主にサービス業分野の景況感を示す。サービス業は米国GDPの8割以上を占めるだけに、経済の先行指標として意識される。50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退を示す。今回は、前回の51.5に対して変わらずの51.5の予想。予想より高い数値は米ドルにとって買い材料、予想より低い数値は米ドルにとって売り材料とされる。明日の米・雇用統計を前に、米ドル/円(USDJPY)の値動きを注視したい。
2024.10.03
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