12月3日のNY市場は動意薄の展開。戒厳令が発令された韓国の政情不安からドル安円買いが進み、米ドル/円(USDJPY)は148.60付近まで急落。事態が収束に向かいつつあることが伝えられると149円台半ばへ戻し、逆に買われた金(GOLD)は売りに押されて前日比ほぼ変わらぬレベルに回帰。NYダウ(US30)はマイナス圏での推移となったが、ナスダックには買いが入って前日比0.40%のプラス。高値貼りつきのS&P500(US500)は、わずかながらプラス(+0.05%)で取引を終えている。前日の取引実績(決済実績)を見ると、FX銘柄でショートポジションの決済が進んだ模様。特にユーロ/円(EURJPY)とNZドル/円は、取引量の増大とともにショートが解消され、下方向へ走る勢いが吸収された形か。連日急騰を続けるリップル(XRPUSD)は時価総額で1,000億ドルを突破。昨日はさすがに利確の売りに押されて上昇一服となったものの、現物ETFの上場申請に大きな進展が見られるなど、買いを後押しするニュースが続いている。ビットコイン(BTCUSD)もきっかけ次第で10万ドルを突破しそうな雰囲気を漂わせている。
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韓国で戒厳令が発令され、韓国ウォンが急落。米ドル/円(USDJPY)は、円買戻しで148.60付近まで下落したものの、昨日の日中値幅は159pips。直近20日間の平均値幅168pipsには届かず、事態も収束に向かいつつあると伝えられたことから、リスク回避のボラティリティ拡大につながらなかった。リスクオフの動きで買われた金(GOLD)も、ロンドンフィキシング通過後は値を戻している。金(GOLD)の日中値幅はわずか21.5ドル。直近20日間の平均値幅44.8ドルの半分以下の値動きとなった。
日本時間9時30分に、オーストラリアの第2四半期GDPが発表される。前年同期比の予想は1.1%(前回は1.0%)。前期比の予想は0.5%(前回結果は0.2%)。予想とのズレがあれば豪ドル/米ドル(AUDUSD)、豪ドル/円(AUDJPY)に値動きが発生する可能性を想定しておきたい。オーストラリアの政策金利は23年11月以降、4.35%で維持されている。他国が続々と利下げに踏み切る中、オーストラリアのインフレ率は中銀(RBA)の定める目標(2~3%)の上限を上回るレベルで推移。次回RBA政策金利は12月10日(火)。
日本時間22時15分に米・ADP全国雇用者数が発表される。ADP全国雇用者数は、米国の給与計算代行サービス大手「オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)社」のデータに基づく非農業部門の雇用者数である。約40万の顧客の給与計算データから算出される。米・労働省による「雇用統計」の2日前に発表され、前日の米・JOLTS求人労働異動調査と共に、非農業部門雇用者数の結果を予想する指標として注目される。今回は16.5万人と強めの数字が予想されている(前回の結果は23.3万人)。金曜日の米・雇用統計(非農業部門雇用者数変化)の予想も20.0万人と、こちらも強い数字が予想されている。予想とのズレが生じれば、米ドル/円(USDJPY)、ユーロ/米ドル(EURUSD)、英ポンド/米ドル(GBPUSD)が動意づく可能性も想定しておきたい。
日本時間24時00分に、11月の米・ISM非製造業景況指数が発表される。全米供給管理協会(Institute for Supply Management)が算出する非製造業(=サービス業)の景況感を示す指標で、景気先行指数として注目される指標である。毎月第3営業日の公表。第1営業日に公表されるISM製造業景況指数が文字通り製造業の景況感を示すのに対して、非製造業景況指数は主にサービス業分野の景況感を示す。米国の労働者の約85%がサービス業に就労しているだけに、非製造業(サービス業)の景況感指数は経済の先行指標として意識される。50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退を示す。前回は予想53.5に対して結果は56.0と、強い数字となった。今回の予想値は55.0。予想より高い数値は米ドルにとって買い材料、予想より低い数値は米ドルにとって売り材料とされる。この後、27時45分にはパウエルFRB議長の発言が予定されている。
2024.12.04
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